名義の冒用
●闇金の「借入条件」の手口最悪の条件を呑まされる
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このように、借りざるを得ないような力関係の中で借りると、条件は思いのほか悪化してしまいます。最初に電話で確認した条件とは、雲泥の差があります。むしろ最初の電話は、客を確保する為の方便でしかないのであって、そもそも参考にはならない。
要するに足元を見られるという事です。
借入金は200万円であっても、手取りは140万円から180万円ほどになってしまいます。
業者によって違いますが、利率はトイチ(10日で1割)や、トニ、トサンになることすらあります。
このあたりの条件は業者によって著しく違いますので、一概には言えませんが、おおむね闇金は相手を見て決めることが多いようであります。払えそうな相手から多く取り、払えそうもない相手からは少なく取らざるを得ないということであります。
トイチの場合、1月末日に200万円借りると、2月10日が期日の200万円の約束手形を取られた上で、180万円しか借りられないということになります。
利率は10日10%だから、年率にすると365%になります。トニになると手取りが160万円で年率が730%、トサンでは手取りが140万円で年率は1095%となります。まさか、ではありません。実際に被害者は山ほどいるのであります。
「この条件でなければ融資は出来ません」「どこにいっても同じ事を言われるでしょう」なんてうそぶいているのが、闇金です。


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