交渉を開始する時の心得
@当事者を明確にする
請求権者は誰かをはっきりさせます。相続人の時は全員、また胎児も請求権者になります。同時に、支払人は誰かもはっきりさせます。加害者が死亡の場合はその相続人を相手にします。
A請求金額を明確にする
定型化しているもの、証拠によってはっきり算出できるものなど、細かに算定しておく事が必要です。
B請求者側の意見は統一しておく
意見は出来るだけ統一し、交渉を担当するものを決めておきます。代理人を頼む場合も費用をはっきりさせておく事。
C加害者側の支払能力を調査する
加害者が無資力では、何千万円の判決をもらっても画餅に帰します。加入している保険を含めて事前に必ず調査しましょう。
D交渉開始のタイミング
事故直後の混乱している時期、後遺症の心配があるときなどは慎重に、死亡事故ならば気持ちが落ち着いたらすぐに始めた方が良いでしょう。
E最初に内容証明で先制攻撃を
相手から何も言ってこなければ、内容証明郵便で交渉を呼びかけたり、請求書を送りつけるのも、先制攻撃の一手段として有効です。
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